先日外資系IT企業SAPジャパン株式会社の社会貢献活動(CSR)の一環として行われた高校生向けのイベントの内容についてご紹介します。
SAPジャパン株式会社は、どんな会社?
SAPジャパン株式会社はドイツに本社がある、企業の業務効率を改善するためのソフトウェアを提供している会社です。
エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支え、そのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援しています。
今回のゲームは4つのチームに分かれて、会社の経営シミュレーションを行いました!
実際に企業が利用しているSAPのソリューションをベースにカナダの企業が開発したERPsimという会社経営シミュレーションを利用し、チーム対抗戦で各会社の生み出した利益を競い合いました。
ERPsimを活用した経営シミュレーション!!
今回、私たちは飲料水メーカーとして一日の売上6000ユーロを目安に、企業に卸売を行いました。
3つのラウンドに分かれ、各ラウンドの持ち時間20分(1日=1分)の中、チーム内で経営戦略を決めていきます。
CEO、営業、マーケティング、財務、調達、在庫管理の6つの役割が個人に割り振られ、チーム内で話し合いを行いながら、利益の創出を目指しました。
今回、私たちが販売した商品。商品の仕入れも勝敗を分ける重要なポイントです!
各組織の役割はこんな感じ、個々人の発想はもちろん、チームワークが試されますね!
各ラウンドの間で、
「在庫がなくなった!」
「特定の地域での売上が伸びない!」」
「利益が出ない!」
「注文ができていなかった!」
といった悲鳴の声が聞こえてきました。
しかし、次第に在庫の仕入れ数や価格設定のコツを掴んでいったようで、順位が上がったという嬉しい悲鳴も聞こえてきました。
またマーケティング重視型、価格設定重視型、単一商品重視型など、チームごとに特色の異なる戦略を立てていたようです。
他にも、他チームの経営状況を観察することが、自分のチームの戦略を見直すことに役立ったようです。
ゲームを通して得られたもの
最終的な結果は、Aチームが1位となりました!
しかし、いずれのチームも積極的にコミュニケーションをとっており、良いチームワークが生まれていました。
最後の参加者のコメントでは、
「会社を経営する上で色々な考えが生まれ、またやってみたいと思った」
「チームで協力して戦略を立てることが出来た。順位が上がった時は嬉しかった」
「最初のうちはゲームを難しく感じたが、次第に楽しくなった」
「会社を経営することの楽しさと難しさが分かった」
等々、様々な感想が寄せられました。
今回のイベントでは、どのチームもクリエイティブな発想や、チーム内での強い結束力を発揮していました!
このイベントは生徒にとって社会に出る上で貴重な体験になったはずです!最終的な順位が何位であっても、皆で一丸となって取り組んだ体験は今後の役に立ちます!