経済的にPCが購入できない高校生に企業から寄贈されたPCを再生して届ける「Pass the Baton」を開始

「Pass the Baton」とは

経済的事情によりPCを買うことが出来ない高校生に対し、彼らがプログラミング学習を行うことができるよう、企業から無償で譲り受けた「使用済PC」に、情報漏えいを防ぐデータ消去を実施し、クリーニングやOSの再インストールを行った上で「リユースPC」として届けるプロジェクトです。
PCのデータ消去やパソコンレンタルを法人向けに展開する株式会社パシフックネットと連携し、企業に「使用済PC」を安心して寄贈いただける仕組みを整えます。

プロジェクトについて

「Pass the Batton」を開始するにあたり、株式会社パシフィックネットから10台の「リユースPC」を無償提供いただきました。半年間プログラミング学習とキャリア教育を提供する「Tech Runway」に参加する高校生を中心に、PCが必要な子どもたちに届けて参ります。NPO法人CLACKは、「高校生が生まれ育った環境に関係なく、希望を持ち、わくわくして生きていける」ように、半年間のプログラミング学習支援とキャリア教育を届ける「Tech Runway」などを通して、これまでに100名を超える高校生を支援してきました。「Tech Runway」では経済的に困難を抱えている高校生に対して、教材、授業料、交通費、PCを無償で提供していますが、プログラミングを学ぶためには、GIGAスクール構想で標準とされているPCのスペックでは足りない上に、新たに調達するにも高スペックのPCは高価であるため、CLACKにとってコスト高になってしまうという課題がありました。

一方、企業ではテレワークの普及等により業務で求められるPCのスペックが日々高くなるという状況から、社員に常に最新のPCを支給し生産性を向上することが必要になっています。業務用PCの入れ替えサイクルが早い企業から、情報漏えいを防ぎ、安心して使用済PCを寄贈いただけるよう、この度「Pass the Baton」を開始します。

CLACKでは、「Pass the Baton」が、PC寄贈元の企業にとっては教育機会の平等、PC廃棄による環境破壊防止や環境に優しいリユースといった観点からSDGsへの貢献になり、CLACKにとってはPC調達コストの削減や寄贈元企業の社員へ活動が周知できることから、双方にとって継続的に続けていけるプロジェクトであると考えています。

本プロジェクトでは、企業から寄贈された「使用済PC」のデータ消去は株式会社パシフィックネットの厳重なセキュリティを施したテクニカルセンターにて、世界で最も信頼と実績のあるデータ消去ソフトフェア「blancco」を使用して実施します。寄贈元の企業には、安心して寄贈いただけると考えています。

PC寄贈について

現在CLACKでは、PC寄贈についてはデータ消去作業の効率や送料の観点から、寄贈元1社につき、10台以上からお願いしております。また、プログラミングを学習する上で、必要なPCのスペックとして下記を条件とさせていただいております。

・ノートPC
・OS:Windows or MacOSのどちらでも可能
・CPU:Corei3 第6世代以上※MACの場合、2015年以降の発売モデル
・メモリ:8GB以上
・ストレージ:SSD搭載
・その他:WEBカメラ、無線LAN内臓

企業のご担当者からの寄贈についてのご質問等は、 info@clack.ne.jpまでお問い合わせください

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