プログラミング教室「Tech Runway」について
高校生限定で開講する、経験不問・完全無料 のプログラミング教室です。
Tech Runwayという名称には、ITの力で高校生一人ひとりがワクワクした未来に飛び立つための、きっかけや環境を提供するという想いを込めています。3ヶ月間・週2回対面で、社会人エンジニアや研修を完了した大学生が、学習をサポートします。また、情報の集め方、将来のお金・生活に関することを学ぶワークなどのキャリア教育を行います。授業料・教材は完全無料で提供し、Tech Runwayに通う交通費は1日往復800円まで支給します。また、パソコンについても、Tech Runwayに通っている間は貸与します。プログラムを修了した方には譲渡します。
・募集人数 <新大阪6期生>15名 <堺1期生>10名 ・実施期間 2021/11/27(土)〜 2022/2/19(土) ・応募条件 以下の1、2いずれの条件にも当てはまる方 1. 高校生もしくは高校生年代の方(高校に通っていなくても高校生年代の方であれば応募可能です。) 2. 指定された曜日に3ヶ月間 週2回通える方(テスト期間等は除く)
また、必須ではありませんが、当プログラムでは募集人数を超える応募があった場合、<br>以下の条件に当てはまる方を優先的に受け入れます。
・経済的もしくは環境的に困難な状況にある方
・なんらかの生きづらさを感じている方
・今までプログラミングに触れた機会の無いorほとんど無い方<br>・何か新しい一歩を踏み出してみたいと思っている方
「Tech Runway」実施の背景について
学習指導要領の改訂に伴い、高等学校では2022年から共通必履修科目「情報I」が新設。また2025年の大学入学共通テスト(旧センター試験)には、新教科としてプログラミングを含む「情報」の導入が公表されるなど、プログラミング教育を重視する傾向は日本全体として高まってきています
少子化の進行によって民間の教育産業全体が伸び悩みを見せる中、子ども向けプログラミング教育の市場は、調査を開始した2018年から二桁成長を続けており*1、今後も受験科目の導入を契機に、プログラミング教育に関する保護者の関心がより大きくなってくることや、さらなる市場規模の拡大が予想されています。一方、公立小学校および公立中学校の家庭が負担する教育支出のうち、塾や習い事といった学校外教育費が60%以上を占めるなど*2、日本では経済格差による教育格差が学校外の教育で生まれやすく、今後、経済的に困難な状況にある子ども・若者がプログラミングのスキルを獲得する機会を得られず、ひいては進路選択の幅が狭くなっていくことも考えられます。
*1 2021年 子ども向けプログラミング教育市場調査(コエテコ byGMO) *2 平成30年度子供の学習費調査(文部科学省)
CLACKでは、2018年より経済的・環境的事情により様々な困難を抱える150名以上の高校生に対し、無料のプログラミング学習支援を提供してきました。
今回の募集でも、学校以外の場所で、家庭の経済状況・保護者の教育方針に関わらず、高校生が自分の人生を自分で切り拓いていくためのスキルや考え方を身につける場を提供していきます。